ブリッジ訪問看護ステーション|京都・滋賀

入院前と退院後の生活の違い

2015-08-28

「さあ、おうちに帰れた!」と退院は喜びの瞬間だと思います。

 

退院後、

生活に必要な身の回りの事(食事やおトイレなど)は

病院でのリハビリで可能になっていたり、

あるいはサービスで補うことができます。

 

では…入院前の生活と退院後の生活を比較すると

どうでしょうか。

 

入院前の生活パターンでは趣味があり仕事があり、など

人生を充実させる作業があると思います。

 

しかし、多くの場合は退院後、特に高齢であると

活動が極端に減少することが多いと考えています。

 

この原因としては

当人は「私は何ができて何ができないんだろう??」

「どうせ、もう何もできない」などの考え方や

ご家族も「危ないから動かない方が良い」

という考え方も大きなポイントになっていると考えています。

(考え方の良し悪しは個人的なものですのでリスクを考えると動かない方が

良いこともあります)

 

環境の工夫

予後が良い場合は機能訓練、

動作の工夫

できる活動習慣を積み重ねる、

考え方を変える

サービス(インフォーマル含む)

などを

行うことで

できることは案外増えるものです。

新たにできることが増え習慣になれば

生活が変わります。

 

入院前の生活、退院後の生活、同じくらい生活が充実するように

作業療法をすすめていきたい、そう考えています。

 

作業療法士:T