ブリッジ訪問看護ステーション|京都・滋賀

今年もやってきた熱中症!!

2023-07-11

やってきました、夏。

私の住む地域では、朝から晩までセミが鳴き続けています。

今年も、在宅医療に携わる人にとっての難関、夏の熱中症との戦いが始まりましたね。

毎年くどいほどにどのメディアでも取り上げられていることで「わかりきっている!」と

思っているでしょうが…実際のところ、一番聞いて欲しい高齢者には全然響いていないという事実。

そして、この高齢者が熱中症になりやすい原因はたくさんあります。

みなさん、どうか届けてあげてくださいm(_ _)m♡♡

①暑さを感じにくい…「暑い」というセンサーの衰えが原因です。

②水分をとらない…「喉が渇いた」ことに気づかなくなっています。

③汗をかきにくい…汗をかいて体温を下げるという身体の働きが低下します。

④身体の水分量が少ない…身体に対して、保有している水分量が少ないので、すぐに脱水になります。

ここまでは、よく言われていることですね。耳にタコができそうです。

ここからが、在宅医療あるあるの「熱中症との戦い」本番です。

⑤エアコンが無い、もしくは古い…エアコン自体がない、設置できない。

もしくは、古くて効きが悪い、電気代が高くてつけないなどの理由があります。

⑥家自体が古い…新しい家と比較すると断熱性能が劣ります。

風の通りがよいだけでは、現代の夏は乗り越えられません!!

⑦情報をアップデートできない…「昔はね~こんなのなくて大丈夫だったのよ」

地球温暖化・異常気象という事実の認識ができないようです。

⑧耐える事が美徳!!

⑨認知症や近い症状により「暑さ」に対する適切な行動がとれない…室温調整、服装調節、天気予報を見て判断etc

 

注意喚起すら、耳に入りにくいのが高齢者です。

何年声をかけても、変わらない人も沢山います。

在宅療養で接する身近な人から、とにかく声を掛け続けましょう!

「うわぁ30度超えてますよ~暑いですね~」時には大げさな役者になることも必要だと思っています。

利用者を取り巻くチーム内での連携も、必須ですね★

 

さて、本日も戦ってきます!!!