今年もやってきた熱中症!!
やってきました、夏。
私の住む地域では、朝から晩までセミが鳴き続けています。
今年も、在宅医療に携わる人にとっての難関、夏の熱中症との戦いが始まりましたね。
毎年くどいほどにどのメディアでも取り上げられていることで「わかりきっている!」と
思っているでしょうが…実際のところ、一番聞いて欲しい高齢者には全然響いていないという事実。
そして、この高齢者が熱中症になりやすい原因はたくさんあります。
みなさん、どうか届けてあげてくださいm(_ _)m♡♡
①暑さを感じにくい…「暑い」というセンサーの衰えが原因です。
②水分をとらない…「喉が渇いた」ことに気づかなくなっています。
③汗をかきにくい…汗をかいて体温を下げるという身体の働きが低下します。
④身体の水分量が少ない…身体に対して、保有している水分量が少ないので、すぐに脱水になります。
ここまでは、よく言われていることですね。耳にタコができそうです。
ここからが、在宅医療あるあるの「熱中症との戦い」本番です。
⑤エアコンが無い、もしくは古い…エアコン自体がない、設置できない。
もしくは、古くて効きが悪い、電気代が高くてつけないなどの理由があります。
⑥家自体が古い…新しい家と比較すると断熱性能が劣ります。
風の通りがよいだけでは、現代の夏は乗り越えられません!!
⑦情報をアップデートできない…「昔はね~こんなのなくて大丈夫だったのよ」
地球温暖化・異常気象という事実の認識ができないようです。
⑧耐える事が美徳!!
⑨認知症や近い症状により「暑さ」に対する適切な行動がとれない…室温調整、服装調節、天気予報を見て判断etc
注意喚起すら、耳に入りにくいのが高齢者です。
何年声をかけても、変わらない人も沢山います。
在宅療養で接する身近な人から、とにかく声を掛け続けましょう!
「うわぁ30度超えてますよ~暑いですね~」時には大げさな役者になることも必要だと思っています。
利用者を取り巻くチーム内での連携も、必須ですね★
さて、本日も戦ってきます!!!