生活が自身を形作る
だんだんと蒸し暑い季節になってきました。うちでは躊躇なく
冷房を使うようになってきました。
本題ですが
作業療法は不思議な職業で各人が色んな考えで働いている職種だと考えています。
今回の「色んな考え」がさす意味は、「職業アイデンティティ」のことです。
パン屋さんやエンジニアさんや酪農家さんなどほかの様々な職業の方は
「自分は〇〇です。△△のために具体的に××をしています。」
多分言えるのではないでしょうか。
一方、作業療法士はその説明をすることに躊躇することがよくあると思います。
作業療法的に言い直すと
仕事という習慣作業が自分は何者かを説明する役割を
担っている。しかし、毎日しっかり仕事をしているにも関わらず
なぜ、説明に窮することが起きてしまうのか?
これは作業療法の辿ってきた歴史がそうさせるかとは大きく影響していると考えますが、
固いことは置いておきまして・・・
職業アイデンティティを持ちにくいゆえに世間にも確立した
作業療法もイメージがついていないと考えられます。
私が考える作業療法士は
「受傷・疾患後、心身や認知機能に変化を起こした方に対して生活再構築について利用者さんと一緒に
考え、作り上げていく職業。再構築の手段は主に身体、思考、習慣、環境へ働きかける。」と考えています。
そして私は職場で「エロ紳士」と暗に呼ばれています。
このエロの定義は私にはよく分かりません。
私は自覚はありませんが、
おそらく私の積み上げてきた言動がこの事態につながったと考えます。
この事案に対しては
レッテルが先でその人の性格が形成される場合と
性格を表す言動が先でレッテルを当てはめる場合と
二種類あると思いますが、
この場合、私はまず
前者か後者かを考える必要があると考えられます。
様々な考えの作業療法士(まだ私一人ですが)や看護師さん、事務クラークさん、と
それぞれプロフェッショナルと
連携して
働けることは本当に楽しいと感じます。
作業療法士:T