恋し昔
最近、ファミリーコンピューターミニクラシックが発売され話題となっていますね。
私も興味があり、ホームページを見てみたりしています。
自分がこどもの時、生まれる前の流行や文化は遠い過去に感じていました。
うちの息子らもそんな風に感じているんでしょうかねえ。
そして確実に時代は変わり、
音楽媒体はレコード、カセットテープ、CD、MD、MP3などに変わっていき、
昔、足しげく通っていたCDショップもなくなっています。
テレビはガチャガチャテレビからリモコンテレビ、薄型テレビ、3D、4K、ハードディスク内蔵…
科学技術の革新によりあらゆるものが変わっていき、時代に取り残されたものは
淘汰されていきます。
しかし、最近レコードが流行とか、またMr.childrenの桜井さんが
CD購買促進のイベントをしているとか。
時代や文化についていけない人もたくさんいますし、
廃れたからといって、それが悪いというものでもないです。
ご高齢者のお話を聞いていると
「昔は川で水を汲んで、山で薪を拾った。おくどさんや五右衛門風呂は
火をくべて使った。勉強する暇なんてなかった。一杯身体を動かしたから
今こうやって元気なんよ。」
と聞きます。
身体にしみこんだ作業記憶、動作記憶は今の自分に自信を与えます。
たとえ認知症の方でも。
でも時代が変わり、それを発揮する機会が減少すると考えられます。
伴って自信も喪失しやすい環境と言えます。
昔の生活とまではいいませんが
それに近い文化も残し、現代生活とミックスすることでご高齢者も元気になるのでは?
めまぐるしく変わりすぎる文化のスピードについていくべき部分と
そうでない部分とあるように感じます。
メイド喫茶にはまだ行けていません。
作業療法士:T