ブリッジ訪問看護ステーション|京都・滋賀

偉大な祖父

2014-10-02

先日、祖父が永眠しました。90歳でした。

祖父は、昔気質の人で、頑固な面があり、几帳面で、家族や親戚など関わる人に良い意味・悪い意味影響・印象を与える人でした。祖父のことを家族で話し出すといくら時間があっても足りません。

祖父は、自宅で一人で過ごし、生活を心配した母や叔父叔母が数年かけて介護認定や在宅サービスについて話をし、祖父がそれについて納得した時にやっと介護認定を受けホームヘルパーを導入しました。数年前より最期の迎える時のことを考えていたようで、在宅か施設かと・・・ 自分でいろいろ調べ自分のしたいことを優先し治療など考えていた祖父なので、家族は祖父の意向を尊重し見守ってきました。 永眠する前から「施設か病院か入る」と話しており、自らの体調を考え入院を希望し最期は病院ですごしました。

看護師をしているといろいろな方に接し、看取りの場に立ち会うこともありました。

その中で、最期をどのように過ごすのか(過ごしたいか)など、はっきりとした答えは出ない中で、その日その日を大切にすごしている姿を見て、自分自身も考えさせられることがたくさんありました。

最近は「エンディングノート」というものも存在しています。

祖父は、エンディングノートのような書類も用意していました。

祖父は、祖父らしい最期を迎えて90歳の人生をまっとうできたのたど家族一同思っています。