ブリッジ訪問看護ステーション|京都・滋賀

作業療法士手記5(刺激が必要)

2015-01-19

私の下の子ども(男の子:1歳)を見てて思ったのですが、

最近、ハイハイで移動範囲が拡大したことをいいことに・・・

 

あらゆる引き出しを開け、棚からすべての本や物を出し尽くし、

 

プリンターを台から落とし、

 

そういう年齢になりました。

 

見るもの全てを主に触覚と視覚、味覚で感じいじっては投げ捨てる。

 

気に入ったものはしばらく遊び続ける。

 

赤子にしてみればすべてが新鮮なんでしょう。あの狭い空間の中で感覚を使いながら遊ぶことができる

赤子はある意味羨ましいです。

 

私たち、大人は狭い空間のもので新鮮さを感じるものはほぼありません。

人は新しい刺激を求め続ける生き物と言われているので何気なくTVをつけては新しい情報刺激を

手に入れます。また、空間、物理的環境に新鮮さを求め旅行などで景色などを見て刺激を感じます。

TV以外の刺激で新しい服、ゲーム、楽器、調理用具、電化製品、車など新しい刺激が時々、家の中にないと

退屈を感じます。

 

友人と会うときも仕事をするときも会話などで常に新しい情報が更新されます。

 

そうすると・・・、高齢になるとこの感覚欲求はどうなるんだろうか??

 

TVを見ている高齢の方は本当に多いですが、その欲求すらわかない方おられます。

 

それでも何かを求めている(はず)だと感じます。勘ですけど・・・。

 

それがしっかり評価できることができればいいんですが、なかなか難しいですね。

赤子が羨ましいです。

 

文章:作業療法士 T