ブリッジ訪問看護ステーション|京都・滋賀

作業療法士手記1(作業バランス)

2014-12-08

うちには0歳と6歳の幼子がおります。

そして共働き夫婦なのです。

高齢の利用者さんとお話していると、

利用者さん「一番ええ時期やねえ。大変やけど」

私「そうなんです。大変なんです。お仕事して帰ったら、(学童の)お迎えに

夕飯の支度、洗濯に・・・。」

利用者さん「みんなそうやったんよ。子供を育てる大変さはいつも一緒やね。」

 

仕事上、回想法も行うため昔の生活(とくに家事)がいかに手間がかかっていたのか、想像します。

今より昔の方が大変やったのかあ、と。

「かあさんが夜なべをして手袋編んでくれた」と歌がありますが、手袋を編む時間は夜中しかない、と

いう解釈ができます。

今は夫婦共働きで夫の家事参加は結構、当たり前になりつつありますが、

それでも男性は仕事、女性は家事・育児(加えて仕事)という考えも根強いものです。

 

どちらにしても私の年齢は、時間に追われる発達段階なんでしょう。

生殖性 対 自己没頭(エリクソン)

とにかく次の世代を担う子を育てていくことと社会貢献が今の心理的課題のようです。

 

作業科学的には「生産活動(仕事など)」「レジャー」「休息」のバランスがとれていない

状態、おそらく「休息」が少ない時期といえるんでしょうか。

 

2週間感覚遮断をして過ごすと幻覚や妄想など、精神症状が多発するらしいですね。

やっぱり作業は人間に必要なものだと思います故、今の切れ間のない作業生活は

大切なのかな、と思います。

 

今朝も0歳の子がギャンギャン泣きわめいてました。う○こが出ると

たちまち泣き止んでましたが。

 

人口が減り続けている日本ですので景気うんぬんは少子化対策にかかっていると思います。

来週は選挙ですね。

 

文章:作業療法士 T